形而上学を学んでいくと、本質の自分=スピリットということが実感できるようになっていきます。
そして、このスピリットからくるメッセージは間違いのないもので、そのとおりに行動していければうまくいきます。
と言っても、すぐにうまくいく場合もあれば、時間がかかる場合もあります。
このときに、諦めずにやり続けるということがポイントになってきます。
こういうことが分かってくると、だんだんブレなくなっていくのですが、その体感が持てるまでには、実践を積み重ねることしかないのです。
実践を積み重ねていくと、簡単にうまくいかないことがあります。
それは、実はとても重要なプロセスで、うまくいかないことによって、従来の染みついた思考や感情のパターン、もしくは信念が壊されます。
自分自身が長年、信じて疑わずにやってきたこと、持ってきた拠り所が否定されるのですから、なかなかハードです。
大抵の人はこの段階で逃げ出そうとしてしまいます。
ですが、このプロセスがないことには、新しい自分に移行できません。
本当の自分への目覚めは起きないのです。
もしあなたが、真の豊かな世界に辿り着きたいのであれば、本当の自分ではないものを徹底的に手放す必要があります。
しかしながら、それは殆ど恐怖です。
恐怖に近い感情をもたらします。
ですが、その恐怖というのは、本当のものではないものを信じているから起きているだけのことです。
様々な映画でこれまで比喩的に表現されてきましたが、この実体のない恐怖に立ち向かわないことには、真の喜びに出会えないのです。
恐怖の正体は、マトリックスです。
マトリックスの中に生きて、マトリックスを信じているから恐怖が起きているのです。
マトリックスを抜けると、恐怖に支配されなくても良くなっていきます。
それでは、マトリックスとはどのように構成されているのでしょうか?
そして、そのマトリックスから抜けるために何が必要なのでしょう?